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26 . November
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29 . August

なんというか蜜蟻の過去話。暗いといえば暗いが、暗くないといえば暗くない。
私の基準なんてあてに出来ないので。
この言葉で胡散臭いと思った暗いの嫌いな方は、やめておく方が無難です。



闇だ。此れは暗いとか夜ではない。
暗いのは天気が悪いとか、何かのものの影にいるから暗い。
夜はいずれ明ける。朝が来る。それに星がある。月がある。夜の生きる気配がする。
けれど此処は闇だ。闇だ。闇だ。闇と病と死体と人間と腐臭と血と肉と人間と人間と人間と人間と。それから人間と。病が人を汚染していて、人が人を殺していて、殺せなくなったら食べていて、食べてる人も食べられている人も病んでいて、全員が全員が病んでいて。そして確実に人間が死んでいる。

えーっと、私の知っている人は、友達は、一緒に生活していた人は、どれだけ死んだだろう。
八重ちゃんは大人の人に目を抉られて死んだ。お六ちゃんは体に赤い斑点が出来て死んだ。五作は頭をかち割られて脳味噌を垂れ流して死んだ。おきいちゃんは頭がおかしくなって自分で頭を壁に打ち付けて死んだ。おきいちゃんの妹のおなつちゃんは死体が食べれなくて死んだ。卯之助は女の人のはらわたを食べて血を吐いて死んだ。勘介は痛い痛いといいながら死んだ。お花ちゃんは転んで偶然死体の骨が胸に突き刺さって死んだ。七郎は指を噛み千切りながら熱を出して次の日死んだ。それからえーっと、えっと、えーっと・・・その、えと、満の字はいつの間にか死んでた。きよは・・・えっとえっとあのそのえーっと兵田は・・・・せんちゃんはえぇっと、えーっと、えっと・・・・・・・・・・知らない間に消えてた・・・・死体なんてわかんないよ!もう!誰?死体の顔ばっかり食べてる人!!・・・・・・・えっと他に誰か居なかったっけ?知ってる人、知ってる人、友達だった人、えっとそのえっとええっとだれかだれかだれか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・えっと、あ、そうだ、おばあさん。此処に入る前に頭を撫でてくれたおばあさん。イジンさんじゃないのに目が青かったあのおばあさん。そういえば此処でまだ生きてるのはあの人のおかげだ。隠れていたから、ある程度おなかが減っても辛抱してあんまり人間は食べるんじゃないよといってくれたおばあさん。でも、私が始めて食べたおばあさん!!
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああ亜ああ亜あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ嗚嗚嗚嗚嗚嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ああああ、あああぁぁぁ、ぁ、死んだね。食べたね。不味かったね。美味しくなかったね。でも病気じゃなかったんだよ。食べていいっていったんだよ。青い青い目で優しく死体みたいな目でそういったんだよ。だからねだからねだからだから、だ、か、ら。から。えっと・・・・・そのえっと、あのその・・・・・だから、自殺したおばあさんの死体を二人で食べたの。えぇっと、・・・・・・・えっと。えっっと、だから・・・・・えっと、そのときは・・・・・きよちゃんだ!!きよちゃんが一緒に食べてくれたの!一番初めに食べてくれたのはきよちゃん。「大丈夫だよ」ってきよちゃんは辛そうな顔しながら言って、言って、泣きながら食べたね。いつも私を守ってくれた優しくて強いきよちゃんは泣かなかったけど、私は泣きながら食べてた。血で喉を潤したし、足の肉でおなかをいっぱいにした。御腹は食べちゃいけないといわれていたから其処以外は大体何時間も時間を置いてゆっくり残さず食べた。骨が邪魔だったんだよ。それから、それから、それから、それから、始めの方で他人を殺して食べてた他の大人の人は早めに死んだ。病人の肉は食べ過ぎたらいけないんだって。これも青目のおばあさんが言ってたよ!ありがとう!それから、それからそれからそれからそれから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、えっと、・・・・・・・・・・きよちゃんとずっと一緒にいたの。他の人を食べたりするときだって。こんなところにつれてこられる前から守ってくれたね。蜂が来た時だって追い払ってくれたし、食べ物をいつも分けてくれたし、すぐにつかれちゃってた私を何時も気遣ってくれたんだよ!だからね。だからね。だから・・・・・・でもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでも・・・・・・だけど。

「げっほ、がほげがっほぐが、けほ、・・・・・おヴぇううううう・・」

病気だ。病気だ。何の病気だろう?私も病気にかかってるけど、此処まで酷くはない。あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?血を吐いてるね。せきが酷いね。目が充血してるよ?あれ?体が冷たいよ?あれ?大分前からそんなのだったよね?あれ?酷くなってるの?体が冷たいよ?此処の蔵の壁よりかはあったかいけど。

「・・・・・・・・・・・・・きよちゃん?」

死ぬの?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?でも、でもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでも・・・・・でも、でも、私はまだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい嫌だっぁぁあぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!嫌だ!嫌だ!嫌だ!いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ!!!!死にたくない!死にたくないしにぐぇろふヴぇ、ごふぎぇふ、ごほっ」

「大丈夫?大丈夫?きよちゃん。大丈夫だよ」

「ぃゃ・・・・・・・ぃゃ・・・・・・・・・・・げはぁごほっ」

始めのころじゃなくて良かった。もう悲鳴をいくら上げても人を殺せるだけの元気がある人は此処にいないんだから。
背中をさすろうとして傍に寄った。
手一個分の重さだけで叩かれた。
拒絶された。優しいきよちゃんに拒絶された。

「くるな!!!!!よるな!触るな!!どうせあんげふぁっもわたしをくっぎぇふがふっ」

ああ、とうとう鼻からも血がでてきた。駄目だよ。体から血がなくなっちゃうよ。
かわりに私の眼からは涙が出てきた。あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?あれ?なんで・・・・・・きよちゃんもしぬの?私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は?
頭がまわらない。でも頭は回転してるみたい。ぐるぐる。気持ち悪い。頭イタイ。あれ?
ぼろぼろ涙を流していたら、きよちゃんの顔がとても穏やかになった。
(でも知ってる。私は知ってる。こういう顔をした人をたくさん知ってる。はじめは怒って。次に苦痛のような高揚してるみたいな諦めたような顔をして。そこでまだ死んでない人はこうやって笑うんだ。とても綺麗に顔を引きつらせるようにして、安らかな顔をして微笑むんだ。そして、でも、そういう人は、大抵・・・)

「ど・・・・しって、●●は・・・・・、・、・・わたげふっろふっが、・・ぬのにげろろろろ・・・・・・」

あれ?私の名前呼んだ?あれ?あれ?
(知っている。知っている。私はこの続きの言葉を知っている。もう何を話してるのか解らないきよちゃんの言葉を理解できる。実感できる。きよちゃん聖人じゃない。仏様でもない。神様でもない。お坊様でもない。だから、こう思うだろうなってことは予測できるんだ)

「のろ、・・・・・・・・・てゃぶ、・・・幸せなんて。何で私だけなんで私だけなんで私が私が・・・他人はいきてるのに・・・・ゎだじだけ・・・うごげぇ・・・・・、・・・・・・・、・・・・・、・・・・・、・・・・、・・・、・・、・、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」

優しいきよちゃんは死んだ。
強いきよちゃんは死んだ。
一緒にいたきよちゃんは死んだ。
人間が死んだ。

(それはきっとおぞましいので私は想像したくないけど。きっときっときっときっと、ここにいる大体の人は、多分この世の生きている人の総ての幸せと人生を呪いながら死んでいる)





わたしはいきている。




***

まぁ、わかる人にしかわからない蜜蟻過去ネタ。
わからない人の中で、「どんなに暗くてもいいから知りたい!」と思う人は以下反転してみてください。

蜜嬢の忍法『食脱』は江戸時代くらいまで続いてた実際日本で行われてた呪術です。病気はまだ厄災で魔がつくからなると思われていた頃に行われてた高位呪術の一種なんですよ。
んで、蜜蟻がまだ蜜蟻でなかったころ彼女はこのその呪術の家に適当に拾われた孤児でした。孤児っていっても他にもたくさん拾われていて一緒に末期の病人しか居ない蔵に入れられ一ヶ月すごします。勿論、食料は人間だけです。末期の病人を食べ、弱っていったものから順に食べられて、最後に残ったのは蜜蟻だけでした。
それから先も、呪術師としてたくさん人を食べては大勢を救ってきましたが、この頃に彼女は自分は幸せになりたいけど、幸せになるべきではないとおもいまじめます。
この家はそういう免疫力が強いものを集めては本家の人と結婚させて、強い免疫力を持った子を残していった家で、彼女も本家の男の子の側室となることが決まってきました。此処で彼女には予想もつかなかったことが起きます。本家の男の子が彼女に恋をしてしまったんですね。んで、幼いけれど純粋に男の子は彼女の幸せを思ってくれているので、自分はこの男の子と一緒に居ると幸せになってしまうことで葛藤。そして、屋敷に火をつけ脱走。何日か走り続け気を失ったら真庭にいました。この走り続けてたときに彼女は彼女の幸せを殺しました。

このときの記憶を彼女は意図的に忘れてますが、良く夢に彼女が出て来るようです。そのたびに彼女を殺しては忘れています。

まぁ、乗り越えたかどうかはちょいと怪しいですが、今のところ、松虫君が居てくれるので蜜蟻は幸せです。
(居なくなってからのことは保障しませんが(笑)←

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レス
マソコいじってたら汁でてきたwうpしたほうがいい?+.(・∀・).+♪ http://ktjg.net
名無しさん / 2012/04/11(Wed) / URL 編集
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