あまりにも時鳥の出番がないことに親心関係なく可哀想になったので、少し時鳥の短文をあげてみます。
たいしたことはないですが、残酷表現がちらちらしたりしてるので苦手な方注意。
唯単に人を殺してるだけなんですがね。
激短ですので~(文というよりネタに近い)
『いちかけにかけでさんをかけ
しかけでごかけではしをかけ
はしのらんかんこしおろし
はるかむこうを ながむれば
じゅうしち、はちのねえさんが
はなとせんこうてにもって ねえさんねえさん
どこゆくの わたしはきゅうしゅう かごしまへ
せっぷくなされた ちちうえの
はかまいりにまいります
はかのまえではてをあわせ
なむあみだぶつとおがみます
おがんだあとにはたましいが・・・』
曰く、この童歌を青年は気まぐれで奏でていた。
そして、唄がここまで来たときもう回りに人はいなくなってしまっていた。
きょろきょろとまだ人が居ないだろうかと―――まだ鳴らせる骨がないだろうかと確認する。
「ぅぇ・・・ひっ・・・・痛ぃ・・」
そのとき部屋の隅で倒れていた小さな子供が泣いた。
身長がないせいで忍法があまり効果を発揮していなかったのか、死んでいない。
放っておいたら死にそうではあるが、まだ肉体は人形を留めている。
その青年はその子供、少女に近寄ってゆったりとした動作でしゃがみ、少女の頭を撫でる。
「ひっ・・・・!!殺さないで殺さないで殺さないで助けてなんでもしますから殺さないで!!」
少女は怯えるが、動けない。
どうやら足の骨と両腕が折れているようだ。
足の折れた骨は皮膚を食い破って薄桃色から純白にうつりかけている。
少女の表情とは場違い、にその青年は優しく頭の形を確かめるように丹念に撫で続ける。
「ふむ、やはり稚児はいかん。成長期ゆえどうしてもひびがはいるのう」
「え?」
『・・・ふーわり ふーわり ジャンケンポンッ』
一瞬、引きつった少女の顔がどうなったかここでは記さない。
飾り羽のような綺麗な髪をした青年――――時鳥の今日の任務は此処で終了。
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『筋縮粉骨』の発動条件は相手の身体の15センチ以内に自分の身体を近づけること。
刺股刃は骸骨を抉り出すときのみ使用します。
頭を撫でるだけで骸骨の形、ひびが入ってるかどうかがわかるっていう特技もち。
あと、骨が折れる音で童謡とか歌を奏でながら人を殺したりする遊びをたまにします。
でも残念ながらこいつは中二病ww