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オリまにブログ/ 捏造・ネタバレ・性別反転・グロ・エロ注意 無断転載/複写/荒らし禁止 無断転載・複写は登場したキャラの親御様のみ可です。リンクに張ってある絵板の更新が殆どです。
26 . November
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30 . March

あまりにも時鳥の出番がないことに親心関係なく可哀想になったので、少し時鳥の短文をあげてみます。
たいしたことはないですが、残酷表現がちらちらしたりしてるので苦手な方注意。
唯単に人を殺してるだけなんですがね。
激短ですので~(文というよりネタに近い)



時は夜。
木々たちでさえ寝静まったような丑三つ時。

とある威厳のある屋敷にて―――虐殺が行われていた。

藍色、秘色、紺色、褐色、露草色、紫苑色、桔梗色、菖蒲色、このどの色でもないが、どの色でもあるような髪が目を引く青年はその行為をひどく楽しそうにしている。
正確に言うならひどく楽しそうに、聞いている、というのが正しいかもしれない。
何を聞いているのか?
では、その青年がやっている行為のために出ている音を少し聞いてみると良い。

その屋敷の人間はどうやら一つの部屋に集まって何かしていたらしく、青年は一つの部屋の中で其れを奏でていた。
青年の手足がその人々の身体を―――人体をかするかかすらないかのぎりぎりを通過する。
そのあとの肉体がどうなるか、は此処で明確に記すことを少しためらわせてもらう。
なぜなら、おそらくやった本人も明確にはわからないからだ。
やられた者も自分がどうなったかなど解らないだろう。
解ることはこれだけ、触られてもない、唯そよ風のように青年の手足が通過したか所の近くがいきなりひきつけでも起こしたように体が縮こまり、其れと同時に「パキッ」「ボキボキボキ」などの枝が折れるような嫌な音をして身体の骨が折れていく。
折れた自分の骨が自分の身体を破壊する。人間の骨格が破壊されていく。
やられた側がわかるのはたった此れだけ。
青年は人を縫うように自身の身体をは刺股刃を使いながら滑らせていく。
其れに続くように悲鳴と鈍い音がなる。
骨が折れる音は悲鳴と騒音にかき消されてしまうが、青年は骨が鳴る音だけを聞いていた。
もし、その音が声になったとしたらこんな風な唄になるかもしれない。

『いちかけにかけでさんをかけ
しかけでごかけではしをかけ
はしのらんかんこしおろし
はるかむこうを ながむれば
じゅうしち、はちのねえさんが
はなとせんこうてにもって ねえさんねえさん
どこゆくの わたしはきゅうしゅう かごしまへ
せっぷくなされた ちちうえの
はかまいりにまいります
はかのまえではてをあわせ
なむあみだぶつとおがみます
おがんだあとにはたましいが・・・』


曰く、この童歌を青年は気まぐれで奏でていた。
そして、唄がここまで来たときもう回りに人はいなくなってしまっていた。
きょろきょろとまだ人が居ないだろうかと―――まだ鳴らせる骨がないだろうかと確認する。

「ぅぇ・・・ひっ・・・・痛ぃ・・」

そのとき部屋の隅で倒れていた小さな子供が泣いた。
身長がないせいで忍法があまり効果を発揮していなかったのか、死んでいない。
放っておいたら死にそうではあるが、まだ肉体は人形を留めている。

その青年はその子供、少女に近寄ってゆったりとした動作でしゃがみ、少女の頭を撫でる。

「ひっ・・・・!!殺さないで殺さないで殺さないで助けてなんでもしますから殺さないで!!」

少女は怯えるが、動けない。
どうやら足の骨と両腕が折れているようだ。
足の折れた骨は皮膚を食い破って薄桃色から純白にうつりかけている。
少女の表情とは場違い、にその青年は優しく頭の形を確かめるように丹念に撫で続ける。


「ふむ、やはり稚児はいかん。成長期ゆえどうしてもひびがはいるのう」
「え?」


『・・・ふーわり ふーわり ジャンケンポンッ』

一瞬、引きつった少女の顔がどうなったかここでは記さない。
飾り羽のような綺麗な髪をした青年――――時鳥の今日の任務は此処で終了。


================
『筋縮粉骨』の発動条件は相手の身体の15センチ以内に自分の身体を近づけること。
刺股刃は骸骨を抉り出すときのみ使用します。
頭を撫でるだけで骸骨の形、ひびが入ってるかどうかがわかるっていう特技もち。
あと、骨が折れる音で童謡とか歌を奏でながら人を殺したりする遊びをたまにします。
でも残念ながらこいつは中二病ww

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